続・はぐるま

くるくるまわる、僕のはぐるま…

近況

「この数年間、とにかく前に進みたくて、届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのかも、ほとんど脅迫的とも言えるようなその思いがどこから湧いてくるのかも分からず、僕はただ働き続け、気づけば、日々弾力を失っていく心が、ひたすら辛かった。
そしてある朝、かつてあれほどまでに真剣で切実だった思いが、きれいに失われていることに僕は気づき、もう限界だと知った時、会社を辞めた。」

秒速5センチメートルの3章、主人公の貴樹の回想台詞。
割とどこかに引っかかるところがあって、覚えてる謎のフレーズ。
たぶんどこかが…


ふと、東京で積み上げたものを考えてみると…人(人脈)、金、知識…どれも中途半端かな。なんで東京いるんだっけ?とも思うことすらある。ある意図があったはずだが、、一体なんで東京にきたんだっけかな。たしか、えっとー…うーん…。
朝、中野駅を通る中央線の特急あずさにでも轢かれて肉片になってしまったら、無に変えれるかなーとか思うこともない事もないけど、なんとなく非生産的なので止める。でも、ここでクソみたいな仕事の責任も、弟を育てる義務も、誰かを愛することもすべて投げ捨ててしまったら、それはそれで幸せかもしれない。一生懸命やっているはずだけど、空回りが多すぎっていうか。
…弟を育ておわったら、どうなるかわからないけど、、

家族といえば兄は相変わらずのクソっぷりで、あえてここではいわないけれど、アレほど個別で相談するといっておきながら音沙汰すらない。
本当に馬鹿にされたもんだ。金の切れ目が…とかいうがあれって、いろんな意味でマジなのな。口約束してるのになあ、しかも15年とかじゃないし、たかだか4年なのにね。

            1. +

そういえば久しぶりに九州にいきましたよ。福岡・大分。どちらも誰かと一緒にすごした淡い思い出があるわけだけど。
でもなんっていうか、平和すぎて。地元じゃモニタリングポストと何Bqの世界だから浮世離れしている感じもした。

原発、推進派、なんか根本の論点が違う。
なんか、心の何かがなくなってしまっているっていう、、

…今は正直、福島出身だとはいいたくは無くなってしまっているけど、けどやはり私の構成要素、アイデンティティであることは間違いないわけで。
あんなのは福島じゃないっていまだに思ってて、けどもう駄目だろーあんなんクソだろーとか思ってて。

なんかのアニメじゃないけど、帰れる場所がないってことはこれほど辛いことか…。



いっそ、あの地震で、何もかもなくなってしまえばよかったのかな。