続・はぐるま

くるくるまわる、僕のはぐるま…

近況と故人の話

まだまだ、しぶとく東京で生きています。

 

今日は東京はしとしと降る雨で、気分転換にでもと、ちと洒落たカフェなんかにいます。昔は、金銭的な余裕もないこともあって、進んではこれなかったけど、最近は大丈夫になったな。いつからだっけかな…


近況としましては、会社自体はますますアレな感じになりつつありますが、最近は好き勝手なことできるようになってきたし、地理的にも割と腰据えて生活しているのかなぁ…と勝手に思っています。でも気が付けば、もうすぐ東京に出てきて10年、Twitterとかも(前アカウント含めて)10年以上ですね。


以前までは設計関連の業務をやっていましたが、また設備保守分野に戻ってきて1年弱、新入社員時代に教えていただいた大先輩にも再会しつつも、昔プログラミングをかじっていたことが腐れ縁となって、自動化施策を推し進める”なんちゃってな係”してます(RPAとか)現場では嫌われ役のそういうやつです。でもサボりつつ好き勝手できるからいいっす。はい。


ですが、そればっかりやっているわけにもいかず、本来業務の設備保守の夜間作業もして、今まさに夜勤明けで文章を書いているということです。(ちょっと懐かしいねこんな感じ。絵とかかいてた頃もあったねーー)


約10年くらいになると、若い人たちからみるとおっさんになってしまい、後輩なんかも多数いるわけで、それもいろんな地方の現場から異動してきている人が多く、先日の夜間作業で喋りながら仕事してたときに、ふとこんな話を聞いたわけです。


「昔、うちにいた(その一緒に作業していた後輩の)先輩が亡くなったんですよね」
(※以下、A氏とします)


その後輩がいた地方が地方だっただけに、何か聞き覚えのある話というか、自分の中ではよく知った話で正直その話をやっとしてくれる人が現れたか、という感じだった。
実はそのA氏、Twitterでつい最近亡くなったフォロワーさん(本名も知ってたが、地理的距離もあり面識はない状態。オフ交流はなかったが、入社時に相談も受けたこともあり、自社で働いていることは知っていた。というかつかず離れずが良いと、当時の私が判断していた)のことだった。
A氏は、私から見ると数年後輩にあたるが無線技術系にとても長けている方で、今の担当で「もしかしたら一緒になって面白いことになるかもな」と思っていたが、地方現場に帰ってしまって一緒になれないな…と、正直自分は残念がっていた。

同人活動なんかもしていて、おもしれーやつだなぁ、職場が一緒になったら仕事したいなぁと。

昨年5月上旬、「メンタルがダメ」とツイートしていて様子がおかしかったのは知っていた。それ以降のA氏のツイートがないので少し心配していたところで、プライベートで仲が良いと思われる方から、亡くなったという知らせが入っていて、それで訃報を知った。
でも、知った直後に会社の訃報情報やら異動関連の情報を諸々探したが、何も見つからないままで、昔いたはずの担当でもそんな話がでない(当然といえば当然なのかもしれないが)できれば生きていてほしい、心の奥底でそんなないはずがないことを思っていた。


先に出た、昨日夜間作業を一緒にやっていた後輩曰く、
A氏の死因は、電車への投身自殺だったらしい。


死因というか、そういう話は当然Twitterでは出てこないので、目が泳いで動揺してしまった。A氏は電車に乗るのも撮るのも好きだったはずのに、そこに投身したのかと考えると、いたたまれない気持ちになって、もっともっと動揺した。

聞いたところ、A氏は自分のしたい仕事(無線関連の仕事)をしたかったが、(私も昔いて精神的に消耗しかけた)コールセンター勤務に異動になり、元にいた現場に戻っても、無線系の仕事ではなく法人向けの割とハードな現場業務を命じられていたらしい。
何度も抗議していたが、上司は聞き入れなかったみたいだった。

『仕事来たら仕事のことは考えないで昼飯何食うか考えてるくらいでちょうどいいんだ』という、"てめーは技術的なことよりも、ちーと飯でも考えてれよ"と遠回しに、否定に近いことをいうような上司だから、配置換えを考えない糞上司であることは間違いないだろう。


ほんと昭和以前のアレな会社に自分も身を置いているなぁ…ことを実感しながら、
(そんなこともあってか、)おそらくだが絶望してしまったんだろうと思う。惜しい人材をなくしてしまったといえばそれまでだが、ただただ一緒に仕事をしたかった。

亡くなった後、ホテルの一室を借りて盛大な偲ぶ会が開かれたことを後輩にいったら、ちょっと驚いているようだった。技術的に惜しい人を亡くしたな、と。


生きていることは、つらいことを経験していくことを積み重ねていくと常々思うことがあり、たまにしんどくなります。

 

今日も東京は、ほんとしとしとしとしと…連日雨が降りますな。
早く晴れてくれればいいのに。